ヤマハは面白いものを発売しました。それはインターネット配信用の小型ミキサー「AG03」。

本機を簡単に説明すると、ミキサーに入力した音とコンピューターからUSB経由で送られてきた音をミックスして、再びコンピューターに返してインターネット配信するミキサーだと言うことです。
これはループバック機能のSWをONにすることで実行出来ます。

1501230304-664x1024また、インターネット配信向けにヘッドセット入出力端子も装備。これは変換ケーブルを使えば、iPhone付属のヘッドセットも利用することができます。このヘッドセット入力端子は、メインのマイク入力端子と排他仕様なので、ヘッドセットを繋げばマイク入力のチャンネル1の入力が切れる設計になっています。

残りの入力を説明するとLINEがステレオで2ch。これはSWひとつでGuiter専用に変わりますが、その場合はモノラルになります。あとはコンピューターにつなぐUSB入力がステレオで2ch、AUX INもステレオで2chあります。つまりマイク1つとステレオ音源1つかGuiterが1つ。さらにコンピューターが1つにAUXが1つ繋げるわけです。個人でインターネット配信するには十分ですね。

モニター出力はスピーカーなどのモニター用に1つとヘッドフォン用に1つ。どちらもステレオ仕様です。嬉しいのはヘッドフォン出力とモニター出力のボリュームが独立してコントロール出来ること。さらにモニター・ミュートという便利機能も装備。これは「MONITOR MUTE」SWを押すことで、チャンネル1の入力がモニターには出力されなくなるというもの。つまり配信の方には引き続き出力されていますが、自分の声を聴きたくないというときに使うわけです。

またチャンネル1はフェーダーも装備。メーカーではカフをイメージしたそうです。

さらにチャンネル1はコンプ/イコライザとエフェクトボタンも装備。設定は事前にコンピューターで行い、SWひとつで簡単にかけられる仕組み。「生放送」配信には、こちらの方が便利ですね。

ちなみにチャンネル1はコンデンサーマイクも接続できるファンタム電源を搭載しています。

なお、LINE/GuiterとUSB入力の音量はつまみとなります。

また、USBオーディオ・インターフェース機能は24bit/192kHz対応となっています。電源はUSBバスパワー駆動対応。
いかがですか? これで2万円以下とは…音響機材も便利で安くなったもんですね。

YAMAHA ウェブキャスティングミキサー 3チャンネル AG03

YAMAHA ウェブキャスティングミキサー 3チャンネル 「初音ミクおためしセット」 AG03-MIKU