「魚の身を崩すことなく加熱し、骨を柔らかくする特別な製法で焼き上げた」という「骨まで食べられる さんま」がローソンの惣菜ラインナップに加わりました。ローソンで以前販売されていた「骨を抜いてから焼いた魚」ではなく骨ごと食べられるように加工した初の焼き魚メニューとのことで、どんな仕上がりなのか気になったので実際に食べてみました。

P3210051_m尻尾の先やヒレはカットされていて、文字通り丸ごと食べることができます。身はお箸で簡単に切ることができ、本当に骨が入っているのかと思うほど柔らかい触感ですが、よく見てみると小さい骨がぽつぽつと入っているのが分かります。

一切れ食べてみると、焼き魚というより缶詰の魚をあぶったような雰囲気で焼き魚と煮魚の中間くらいの柔らかさです。香ばしさは普通の焼き魚に比べるとやや劣り、焼き魚を期待して食べると拍子抜けしてしまうかもしれませんが、缶詰のさんまよりも身のジューシーさが保たれています。しかもさんま1尾を丸ごと加工してあるため、身が分厚く食べ応えがあります。背骨はかむとホロッと崩れるほど柔らかく、さんまの缶詰の中骨と同じような食感。白ご飯と相性がいいので、そのまま夕食のおかずにも使えそうです。頭の部分も丸ごと食べることができますが、目玉は固いので丸ごと食べるときには要注意。

頭から尻尾まで、骨も皮も残さず丸ごと食べられるので、食後の片付けも楽。焼き魚は好きだけれど骨を取るのが面倒という人は一度試してみる価値ありです。

なお、「骨まで食べられる」の今後は「さば」や「いわし」など、旬の魚を骨まで食べられるように加工した焼き魚シリーズが登場予定とのことです。